インドシナブッポウソウ
(Indochinese Roller)
Coracias affinis

Identification: インドシナブッポウソウ（学名：Coracias affinis）は、インド亜大陸からインドシナ半島にかけて分布する留鳥です。

タイでは、南部アンダマン海沿岸を除き、ほぼ全土で見られます。

体長は約30〜34センチメートルで、ハトと同じくらいの大きさです。オスとメスは外見が似ており、ずんぐりした体型、直立した姿勢、短い首、大きな頭を持ちます。くちばしは黒く、上くちばしは曲がっています。

翼は幅広く、長く、先端は尖っています。尾羽は四角形またはわずかに切れ込みがあり、亜種によって異なります。脚と足指は短く、強くはなく、爪は曲がっています。

通常単独で行動し、バッタ、コオロギ、ハサミムシ、ガ、イモムシ、スズメバチ、カブトムシ、トンボ、クモ、小型の脊椎動物（トカゲなど）を捕食します。

繁殖期は3月から5月にかけてで、自然にできた木の洞や、他の鳥が使用していた古い巣穴を利用して営巣し、1回に2〜5個の卵を産みます。

タイでは、南部の一部を除き全国で見られ、標高900メートル以下で一般的に生息し、まれに1,500メートル付近でも確認されています。

本種はタイの野生動物保護法により保護対象となっています。